レポート 年祭活動各地の動き 函館支部
三年千日神名流し
2/8 函館市内は大雪後、融けた雪が再びガッチガチに凍結し、歩道はどこもデコボコツルツルで非常に歩きづらく、いつ転倒してもおかしくない状況である。
こうした日の19時、集合場所となっている髙社分教会には、参加者が徐々に集まってくる。すでに教会では夕づとめに引き続いて、おさづけの取り次ぎが行われている最中であった。
大浦正人会長がおさづけの礼拝を終え、改めて神名流し出発の礼拝を行う。
そもそも、この活動の始まりは、教祖120年祭活動として、当時の支部委員長であった青井清人弥生分教会長が、何とか青年会として3年間神名流しをやり遂げようと支部内に声がけし行ったもので、10年前の教祖130年祭活動時も同様に3年間(都合6年間)を見事にやり遂げた。
このたびは、1/9に行われた支部の初例会後、有志数名の思いが猛烈に高まり「ようし!明日からやろうや!」との急な流れであったものの、共に20年携わった仲間達は同じ思いであった。1/10に開始した神名流しは毎晩行われ、ちょうどこの日は、30日が経過したところであった。
髙社分教会を19時に出発し、海峡通へと向かう。通りには函館名物の路面電車が走り、乗客も拍子木の音に目を向けている。
教会を出発し、約1㌔歩くとJR函館駅に着いた。観光客をはじめ多くの人が目を見張る。
駅前を一周りして、同じ道を折り返し教会へと戻る。
こうして、約1時間の活動を終えた。
参加した笹田信行巴港分教会長は、会長になって2年が過ぎた。会長として何か年祭活動として始めなければと思ったときに、「よし、この活動にさせてもらおう」と心を決めたそうである。それは、自分に足りていないものが布教だと、真っ先に思ったからとのこと。笹田会長の年祭活動のベースとして、今夜も寒空に高らかに神名が響く。
20年前にこの活動の打ち出しをした、青井弥生分教会長に改めて尋ねてみた。
なぜ?、この神名流しを始めたのですか。
「世界、勇ませ!」との当時の青年会本部の気概に、賛同し自分達も「世界、勇ませる!」と始めさせてもらいました。と答えてくれた。
未だに、あらきとうりょう精神満開である。共々に、させていただきましょう。
真柱様は、「3年間一生懸命やって、努めたら努めただけのことはあるということは間違いのないところであり、充実した気持ちを持って年祭を迎えてほしい。やったら、やっただけのことはありますから」とのありがたいお言葉を1/26会議所にて頂戴している。誠にありがたい限りである。
(尚)