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2025年9月24日

青年会 洞爺湖緑化ひのきしん活動40周年

9月20日、教区青年会は活動40周年を迎える洞爺湖緑化ひのきしんを開催した。
当日はJR洞爺駅前の歩道の除草、さくらみらい公園の草刈り、そして食事生活準備の3班に分かれ、終日実動に当たった。
20日午前10時半、洞爺湖町役場の会議室にて開会式が行われ、下道英明町長から挨拶を受けた。「有珠山の噴火以降、毎年天理教さんが来て下さり、清掃活動にあたってくださること、町民一同嬉しく思うと同時にとても楽しみにしている。」と、労いとこれまでの活動に対し感謝の言葉を述べられた。また岡田委員長も「町を綺麗にすると同時に、我々は日々生かされている喜びをひのきしんの態度に表していきましょう」と述べられた。

午前11時、各現場に移動。今年は2班に分かれ、それぞれひのきしんを行った。
JR洞爺駅前の班は青年会員の他、会員OBや家族連れでの参加者が、役場からお借りした道具を使い、草取りに励んだ。路肩、縁石の付近は根深く背の高い雑草も多かったが、参加者は黙々と草とりに励んだ。
一方、さくらみらい公園では会員ら7名で刈り払い機による除草作業を行った。
例年よりもひのきしん者は少なめであったが、間隔に余裕をもって作業にあたることができた。



正午になると、役場では生活班による昼食の準備が行われた。メニュはカレーで、前日からスタッフ・生活班により仕込みが行われており、本格志向のカレーは会員らを喜ばせた。

午後1時から再び作業開始。
週間天気ではこの日の午後より大雨・強風の予報が出ていたが、雨は降らず、むしろ太陽は雲で隠れ快適にひのきしんを行うことができた。
駅前のひのきしんでは少年会員達が元気いっぱいにひのきしんを行い、終始笑顔の絶えない現場となった。
そうした光景から付近を通行する町民との交流につながり、綺麗に整えられた歩道を喜んで撮影する方もおられた。
公園班は少数ながらも午後の時間いっぱい、休憩もそこそこに勇んで作業にあたり、敷地内の草刈りを終えた。
それぞれの現場で記念撮影を行いひのきしん終了。参加者の顔には充実した気持ちが見てとれた。

午後3時半、再び役場に集合し閉会式。
生活環境課の高橋謙介課長は「見違えるほど町をきれいにしてくださり、ありがとございました。町民からも感謝の声をいただいています。これから41年、42年と、この先もご協力を賜りたい」と感謝を述べられた。
続いて今回の緑化ひのきしん担当の赤羽功チーフより会場の提供に対する御礼と、参加者へ感謝の気持ちを述べ、遥拝ののち無事閉会した。

その後はそれぞれ洞爺湖温泉で入浴を行い、18時に青年会からこれまでの緑化ひのきしんの歩みをプロジェクターを用いて説明が行われた。

説明ののち、18時半より高橋課長を囲んで会員同士の懇親会が開催され、時間の限りこれまでの活動のことや今後の展望について語り合った。

参加者からは「家族でひのきしんができることが嬉しく、町民の皆さんから温かい言葉をかけていただいて心が勇んだ。」「植樹を行われていた経緯から〈緑化〉という名称がついたことを改めて知った。ひのきしんを通して同世代の仲間に語り継いでいきたい。」などコメントが寄せられた。

岡田委員長より一言
「40周年という節目の開催にあたり、これまで諸先輩方が繋いでくださった行事に携わることができたこと、そして会員問わず多くの方にご参加いただけたこと、勿体なくもとても光栄であり、心から嬉しく思います。今後も道内の会員さん方や町の方の期待に添えるよう活動を進め、新たな歴史を紡いでいきます。
最後に開催にあたり多くの差し入れやご厚志を賜りました。この場を借りて心より御礼申し上げます。」